深み増す、干隈のタウンハウス

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地形に沿って設けられた階段と路地、所々に設けられた中庭、住戸の隙間を埋めるように生い茂った植栽・・・。長い時間を経てはぐくまれた住環境が、ここにしかない雰囲気を醸し出しています。今日ご紹介する物件は、城南区の干隈にあるタウンハウスです。3階建ての住戸が傾斜する敷地に沿って市松模様に配置されています。市松模様の隙間にあたる住戸と住戸の間には、専用庭や共用通路や中庭が設けられ、タウンハウス特有の住環境をつくり出しています。建てられて30年近く建ちますが古さは気にならず、むしろ、その経年変化によって住宅の持っているテクスチャや素材の深みが増している印象を受けました。
住戸タイプは大きく分けて、ピロティーをもつタイプと専用庭を持つタイプに分かれるようで、メインのアプローチはこのピロティー側になります。
ピロティーの下が駐車場や駐輪場に利用されています。各住戸への案内のサインがグラフィカルに表示されていて、殺風景になりがちな駐車スペースのデザイン的なアクセントとなっていました。
今日ご紹介する物件は現在入居中ということもあって、お見せできるのは外部だけです。平面プランを見てみると、住戸は3階建てになっていて、1階は、個室の3部屋と洗面、浴室、トイレといった水廻り、あと専用庭が付いています。2階は12帖のLDKと個室の1部屋、バルコニーがあります。3階は7帖の納戸といった構成になっています。構造からいって内部の壁の撤去が難しそうなので、原状のスペースを生かしたリノベーションになるのではないかと思います。
敷地はアプローチから緩やかに傾斜していて、各住戸の間を迷路の様に階段を併用した通路が通っています。外国の集落の路地を彷彿とさせる雰囲気が良いですね。通路の途中にある中庭のシンボルツリーや植栽が住戸間の緩衝材となっていて、生活空間にかかせない存在になっていますね。
現在入居中ですが、前もって予約を入れて頂ければ内覧は可能とのこと。外部環境が充実しているマンションをお探しの方はもちろんのこと、独立性も確保されたタウンハウスは戸建てを考えられている方ににもおすすめです。
以前ご紹介した「空間のミルフィーユ」もタウンハウス形式のマンションでしたが、両者に共通するのは外部の住環境が充実していること。時間を経て形成された住環境は唯一無二のものなんだということを改めて思い知らされました。
OUTLINE
- 価格
- ***
- 間取り
- 売買/4SLDK(94.16㎡)
- 所在地
- 福岡市城南区干隈1丁目
- 交通
- 地下鉄七隈線 七隈駅 徒歩14分
- 完成
- 1981年4月
- 構造
- 鉄筋コンクリート造
- 規模
- 地上3階(30戸)
- 階数
- 1-3階部分
- 駐車場
- 空無
- バルコニー
- 8.51㎡
- 管理費
- ***
- 修繕積立金
- ***
- 設備
- 専用庭17.13㎡(260円/月)
- 学校区
- 七隈小/梅林中
- 管理会社
- 株式会社穴吹ハウジングサービス
- 用途地域
- 第一種低層住居専用地域