老後不動産と身近プロジェクト

PLUS 新しい視点と活動

前の記事の終わりでも少し触れましたが、老後のライフスタイルまで視野に入れた住まいの紹介や研究を開始します。
今年55歳。僕もそんなお年頃になりました。
人生100年時代をポジティブに……今も、そして来たるべき老後も楽しんでいきたいと考えています。

まずはセレクトルーム物件記事のタグに #老後不動産 を追加し、新しい視点をプラス。
タグ付けの目安はひとまず、

  • 周辺に店や病院などが充実していて生活便利
  • エレベーター付き。もしくは1階部分
  • 敷地入り口から部屋まで階段がある場合は3段までで手すりが付いていること。または4段以上の階段があっても急ではないスロープ付き(階段は8段まで)
  • 室内の段差は2ヵ所(5cm以内)まで *リノベの素材についてはこの項目はナシ

とします。
超スローペースになりそうですが、ここからじっくりと進めていく所存です。

さて、皆さん、老後というとネガティブな印象を持たれていませんか?
かくいう僕も少し前まではそうでした。でも最近は、案外そうではないなと、工夫次第で楽しめそうだと思っています。

自分の場合だと、50を過ぎたあたりから、如実に体力知力の衰えを感じることに。
特に脳ミソを使う仕事は午後になるとまったくはかどらない。夜間に集中して片付けるなんてもってのほか。
そのことに気づいてから、仕事の仕方を見なおすことにしました。
そこでここ数年(ちょうどコロナ禍とも重なり)、くらしをアップデート中なのですが、結果、衰えてできなくなった分を補い、逆にパフォーマンスが良くなったりして……限られたなかで色々と工夫すること自体も楽しかったり。

というわけで、過去には住のアップデートをテーマにSUMATCH新しいくらし展などを催していたのですが、今はより身近な自分ゴトの活動を「身近プロジェクト」と人知れず銘打って、一人遊びしています。
見つめると、生活の周辺には余白のような空間や時間が存在します。その身近な余白を再考し(大げさに言うと)開発していくことってなんだか楽しい。
身近で楽しむ、身近を楽しむ……
「ひかり生活デザイン」という社名には、生活を中心に考え、何気ない日々のくらしにひかりをあて、ささやかな楽しみや幸せを大切にしていきたいという想いを込めたのですが、この創業当時の気持に戻ってわくわくしています。

拡大ではなく縮小するのが老後のくらし。
だから自然と身近に目が向くし、向き合うと私たちの身近には見なおす余地が色々とありそうです。
そしてこのことは、まだ老後ではない世代の皆さんにも共通して言えること。
ぜひ、身近を見なおして、楽しみましょう。
灯台下暗し。思わぬ発見があるかもしれませんよ。

僕は今年、大発見しました。
でもまだ成果が出てないので、その話はまたの機会に……。

2022.08.20