
学生リノベーション設計コンペティション
先日「賃貸住宅フェア2008」で、山王マンションの既存の一室をモデルに、
「学生リノベーション設計コンペティション/主催:福岡ビルストック研究会」が催されました。
そこで私春口、僭越ながら審査員として参加し、一つの作品を選考させて頂きました。
[ライトルーム]
出展者:柳竜馬(九州大学大学院 芸術工学府 修士1年)
賞の名は「ひかり賞」。
選考の基準はズバリ「私が住みたい」・・・ではなく「募集開始と同時に申し込みの入る部屋」。
ということで本日のセレクトルームはちょっとお休み的な感じで、この[ライトルーム]を皆さんにご紹介したいと思います。
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全国の学生から20を超える作品が出展され、中には力作も結構あったのですが、
「ひかり賞」としてはぶっちぎりの一位でした。
平面図をちらっと見ただけでは、収納棚が空間を分断していて狭苦しさを感じるが、パースを見ると大きな開口部が設けてあり、開放感・明るさが確保されていることに気付く。
そしてこの収納棚が壁の役目を果たしていて、
「隅っこのこの辺りにはワンシーターのソファでも置いて読書スペース、反対側の隅っこにはパソコンを持ってきてワークスペースに・・・」、のような感じで部屋の隅々まで使いこなしてみたい気にさせられた。
初めて見たときに、自然とどのように使うかをイメージしてしまう部屋・・・これはいい部屋の条件ですね、経験的にそういえます。
すぐに決まる部屋っていうのは、ご案内の際に色々と説明しなくても、勝手にお客様がイメージを膨らませて、勝手に納得して、ひとりでに申し込みになってしまう、そんなものです。
大きな家具の搬入を考えたとき、玄関入ってすぐのクランクが気になりましたが、寝室側に通路と面した窓があるので、問題はなさそうです。
以下の文はプレゼン資料から抜粋
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リノベーションだからこそできること。
リノベーション=古いものを新しいものにするのではなく、「ここにしかない古く価値あるものに、新しい価値を加えること」と捉える。
ある意味、新築以上に価値のあるこだわりのある住まいだといえる。
山王マンションの窓際が好きだ。
このマンションにはベランダがない。
その分部屋の幅いっぱいにあけられた窓から、たっぷりと光が差し込んでくる。
それは最新のマンションにはなく、ここにしかない非常に魅力的で価値ある場所だと思った。
そこで窓際にライトルームを設けることを提案する。
こだわりを持った入居者を想定して、例えば読書が好きな人だとしたら、自分の好きな本に囲まれ、ベランダのように太陽の光を浴びながら、でも室内だからくつろげて、・・・というベランダでも室内でもない場所をつくった。
また、収納を兼ねた壁に大きな開口を設けることで、隣の部屋に光を届けるだけでなく、どの部屋からも視線の広がりが感じられるようにしている。
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※平面図等のデータは柳氏よりご提供いただきました。
私も、山王マンションの窓際が好きだ。
日時: 2008年06月23日 | パーマリンク